予期不安との闘い

パニック障害奮闘記

明るい話題でないのが恐縮ですが。

予期不安とは?

今もパニック障害と闘っていらっしゃる方が多いと思いますので書いていこうと思います。

パニック障害で最も厄介な症状である予期不安です。

読んで字の如く一度起こってしまったパニック発作がまた起きるのではないかという恐れから来る不安です。

これもパニック発作を引き起こす原因の一つにもなるのです。

これも様々な環境で個人差があるのでしょうが、私の場合、最初に発作が起こったバイクに乗っていてヘルメットを被って道を走っている状況。

2度目に発作が起きた電車の中。

その後は様々な状況下で予期不安が現れるようになりました。

予期不安が起こりやすい場所や状況

人混み(逆に人っ子一人居ない孤立状態

・車の運転(特に高速道路、トンネル、渋滞等

学校の授業

・様々な会議、会合、式典

映画館やコンサート、劇場

観覧車やジェットコースターなどのアトラクション

エレベーターやエスカレーター

電車やバス等の公共交通機関

狭い所。

病院のMRI

外食

・一定時間自由に動けない環境

そのほかにも色々ありますが、ざっと頭に浮かぶだけでこのくらいありました。

中には誰か隣にいれば大丈夫な状況もありました。

発作が起きると身体が全くコントロール不能になる訳でしたから、基本その場から逃れることが難しい状況に置かれた時、パニック発作がおきたらどうしようと予期不安が出てきます。

1人で居る不安

私の場合、隣に誰かいるとかなり予期不安も軽減していました。

しかしそれでは、大の大人が一人では何も出来ないのです。

第一次パニック発作全盛期私は大学生だったので講義がほとんど受けられませんでした。

挑戦しては抜け出し、また挑戦しては抜け出しの連続です。

周りの友人や教授からも奇人変人扱いでした。

その中でも一部、少し理解してくれてた友人は代返などたくさん協力をしてもらいました。

今でも彼等には感謝しております。

察しの良い方なら分かると思いますが、上記の状況を避けて生活するとなると、ほとんど家から出れないといういわゆる引きこもりになってしまいます。現に私がそうでした。

将来への不安

その状態が続くと将来の不安が出てくる訳です。

まずは大学を卒業できるのだろうか?

就職して仕事に就けるのだろうか?

現在の不安が、将来の不安に結びついて、生きている価値を見失ってくるのです。

自ら命を絶つ決断も何度かしました。

しかしこの大学時代は、周りの先輩、友人の温かいサポートがあって何度も何度も予期不安と闘って、今振り返っても不思議なのですが、21歳の夏にほぼ克服できました。この時は3年半で克服することができました。

そして地元のスーパーマーケットに無事就職することができました。

この3年半は薬を使うことはありませんでした。

この頃はもうこの恐怖から解放されたので人生変わるぞと考えていましたが、そんなに甘いものではありませんでした。

30歳までこの寛解状態は続きましたが、30歳のある日、今度はなお一層この病気が牙をむけてきたのです。

まだまだ暗い話は続くのですが、こんなにネガティブな話題ばかり読んで頂いて申し訳ないので、次回から数回、治っていく鍵になることを書いていきます。

現在闘っている方々はここが1番知りたい所ですよね。

今回はこの辺で。

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